考え・自分で行動する力を伸ばす ~サンガつながり隊よっしぃコーチの「みんながつながり隊っ!」~

2017年9月25日

「やったことが無いからイヤだ」を克服 自分で乗り越える力を身につけさせる方法

■イケるかも、できるかもと思わせる声かけ

また、その際に気を付けていただきたいのが、結果だけで子どもを評価しないこと。目標に向かって取り組んでいる過程を見てあげてほしいと思います。なぜならその目標に向かって取り組んだ過程こそが子どもの成長だからです。
 
(写真提供 京都サンガF.C)
 
リフティングの目標を50回にしたけど、40回しかできなかった。結果だけを見て、「ダメ!」「なんでできないの!」ではなく、「やってみてどうだった?」と一度聞いてみてください。すると「今回は蹴るボールの高さを上げすぎないようにやってみた!」など子どもなりに考えて実践していることを答えてくれます。
 
大人はそんながんばりを「おお、さっきよりは考えてやってみたんだね」と認めてあげることにより、子どもは頑張りや工夫が認められた喜びとともに、「自分ってイケてるかも」とどんどんチャレンジしていく姿勢が見られるようになっていくでしょう。
 
 
福中善久(ふくなか・よしひさ)
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAで幼児~小学生を中心に様々なスポーツやキャンプ指導にあたった。また、大学生の指導者育成や高齢者スポーツなど幅広く活動。京都サンガでは未来を担う子どもたちに、スポーツを通じて「人と人がつながっていくことの大切さ」を伝える「サンガつながり隊」のコーチとして活動。地域の小学校を中心に年間2万人の子どもと関わっている。
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